マスターの部屋

三軒茶屋のジャズバー「アンクルトム」のお知らせと、マスターの小言。マスターのお勧めアルバムの紹介など。

フォー・ユニッツフォー・ユニッツ
(2007/06/29)
宮沢昭

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宮沢 昭 / ts fl
佐藤 允彦 / p , arr(編曲)
富樫 雅彦 / ds
荒川 康男 / b

A1.フォー・ユニッツ Four Units (富樫 雅彦 作曲)
A2.惰眠 Dull Slumber (佐藤 雅彦 作曲)
B1.スカボロー・フェア Scaborough Fair (p.simon-a. garfunkel)
B2.虹鱒 Rainbow Trout (宮沢 昭 作曲)
B3.ブラック・バス Black Bass (宮沢 昭 作曲)

録音 1969年4月2日 25日 テイチク会館第1スタジオ

ちょっとマニアックなお勧め。

好きな人は好きだけど、嫌いな人は聴けないかも?

フォー・ユニッツと書かれるとどちらを思い浮かべるだろうか。
4人で一つか、それとも、4つの個性か。
私としては、このアルバムはどちらもなのだと思う。

バラバラに聞こえながら一体感もある。
私個人としては、佐藤允彦の宇宙を思わせるピアノが好みだが、
特に抜きん出て素晴らしいのは富樫のドラミングだろう。
ぐいぐいと引っ張ると言うか、押していくと言うか、このパワーは凄い!勿論テクニックもだが。
初めて聴いたときは、よくぞここまで叩けるものだと思いつつ、途中からは「こいつすげぇなぁ」しか言えなかった。

全体を通して言えるのは、コルトレーンの影響がかなり出ているアルバムであると言うこと。
偏見(偏聴か?)かもしれないが、そう思って聴くと面白いものだ。
サックスはコルトレーンの影がそこかしこに見え隠れしているし、
ベースはジミー・ギャリソンを綺麗にした感じにも聴こえる。
ピアノは、早弾きはないがマッコイ・タイナー風とも思え、
ドラムはエルビンのような迫力がある。

特に、この傾向が顕著に出ているのがB1のスカボロー・フェアだ。
そして、このアルバムの中で一番良い出来と言えるだろう。
有名曲でもあるので、耳障りも良い。
宮沢のサックスが素晴らしいブロウをしている。
押し寄せる力強いドラムと絡み合うベース。
全体を包むようなピアノと四人が一つのユニットとなって演奏している。
楽曲それ自体が良いというのもあるが、構成や編曲も中々興味深い。

あえて、コルトレーン風と強調して書いたが、実際はちゃんと四人の個性が出ている。
ただ、録音の時期が時期だけに、その傾向がその後のアルバムよりも出ているのは確かではないだろうか。

コルトレーン風だなんだを抜きにして、この演奏は日本人離れをしたものと言えるだろう。
今の日本のジャズアーティストでこのようなプレイを出来る人がどの程度いるだろうか。
最近の新譜の傾向はやたらと綺麗すぎたり、お洒落になってみたりと、どうもあまり面白くない。
綺麗な曲は確かに綺麗だが、それ以上は無い。
はっきり言ってつまらない。(個人的にだが)
構成の面白さや、音の厚みや余韻、ぐいぐいと引っ張っていく疾走感、個性のぶつかり合い、熱のこもった演奏、そういうものが全くないとは言わないが、かなり少なくこじんまりとしてしまっているように思える。

こんな風に私と同じように思っている方には、是非このアルバムをお勧めしたいと思います。


↓マスターの勝手なお勧め度(5点満点)
★★★★☆ (4.5点)

東京都世田谷区太子堂1-15-15
ジャズ イン アンクル トム 「三軒茶屋駅から徒歩5分」
http://jazzuncletom.web.fc2.com/

久々の更新。
まったく、夏休みのお知らせぐらい書かないといかんですよね。

まぁ、夏休みも普段通り営業していたので書く必要も無かったのですが。。。

さて、小言と題して何が書きたかったかと言うとですね。

うちのブログ、画像のリンク切れが気になっていて、今日手直しをしたんですけど。

そもそも画像自体はアマゾンのもので、それをこのブログを運営しているFC2さんがテンプレートとして出しているんですよ。

それをマイショップというブログの機能を使って画像を表示させていたんです。

だから、普通に考えればリンク切れなんて事は起きないはずなんですがね。

で、調べてみたら、画像の名前が変わってたという罠。

ネームの変更をアマゾンかFC2がやったんでしょうけど、やるなら連絡ぐらい欲しいものです。

てか、自分のブログだからそれぐらいは自分でやれと言う事なのかもしれませんが。。。

とりあえず、×印を無くしたのでだいぶスッキリ。


そうそう、あと、先日、久々にレコードのレビューを書こうと思って、「アルトサミット」というリー・コニッツのアルバムを調べたらビックリしました。

CD化されてはいるものの、新品はおろか中古も殆ど出回っていない始末。

英語で探して出てきた商品は、やたら高くてびっくりでした。

輸入物のCDでこの値段かよ!

Alto Summit

ちなみに、こっちは日本版↓

アルト・サミット

今の所、取り扱いなしとの事。
どっかでCD見つけたら買いですね。

ちなみに、ヤフーオークションではLPが2000円しないぐらいで出てました。

なんでLPの方が安いんだ!!!っと一人で突っ込み入れてました。

なんか、色々調べてたらこのアルバムのレビュー書く気がうせてしまったので、また今度別のアルバムのレビューでも書こうと思ってます。
メニューの改変に伴い、新たにフードメニューを追加しました。

・生ハムとオリーブのサラダ \600

・秋刀魚と柚子胡椒のサラダ \500

・甘みたっぷりのオニオンスクランブルエッグ \500

・チーズとバターのスクランブルエッグ \500


復活メニュー

・そうめん \600

・にゅうめん \650

・わさび入りチーズ海苔巻き \450


あと、カクテルを大幅に増やしましたので、機会があれば飲んでみてください。


ソフトドリンクのメニューも増やしました。
少し夏らしい飲み物も必要ですよね。

・水出しアイスコーヒー \450

・ピンクレモネード \500


個人的なおすすめは、「秋刀魚と柚子胡椒のサラダ」です。
夏らしくさっぱりとした柚子の香りと、柚子胡椒独特のピリッっとした辛味が絶妙ですよ。

是非是非お試しあれ。
久々に当店でイベントを行います。

題して持ち寄りで日本酒を飲もう!の会
まぁ、そのまんまなんですがね。

趣旨は、参加者の方々には自身のお気に入りの日本酒の4合瓶を一本持ってきて頂き、それを皆で飲み比べると言うもの。
当店からは2種類の日本酒を用意致します。
10人集まれば12種類のお酒が飲めると言うことです。
参加者数は限定10名様で、早い者順とさせて頂きます。

日時:7月6日 日曜日 18時〜22時頃まで(貸切で行います22時半以降は通常営業)
会費:お一人様\2,000+日本酒の4合瓶1本
※会費には、お通し代と当店が用意する日本酒2種類(1合あたり\850〜\900にて当店で出しているもの)を各1合(合計2合)が含まれます。
また、当日限定のメニューをAll\500にて用意致します。

注意事項
・持ち寄って頂く日本酒は基本的に何でもOKですが、不公平が出ないように4合瓶で予算\1,000〜\2,000程度の物にして下さい。
・My猪口で飲みたいと言う方は、勿論持参OKです!
・当日の貸切時間帯は、当日限定のメニューのみとなります。
・参加者が6月29日の時点で7名未満の場合は中止となります。

参加をご希望の方は、先着順ですのでお早めに当店まで御連絡下さい。
当店のメールアドレスはこちら↓
jazz_inn_uncle_tom@hotmail.com


東京都世田谷区太子堂1-15-15
ジャズ イン アンクル トム 「三軒茶屋駅から徒歩5分」
http://jazzuncletom.web.fc2.com/
新しいお酒が入りました。
今回は4本。
続けて置くかは未定ですので、飲みたい方はお早めにどうぞ。

まず、1本目。
johnnie walker swing

言わずとも皆さんご存知の「ジョニー・ウォーカー」の「スウィング」です。
ジョニー・ウォーカーシリーズで唯一違うボトルデザイン。
スウィングと言う名の通り、揺れても倒れないというボトルなのだそうです。
中身は17年のブレンデッド、18年のゴールドラベルよりも1年若いが、そのレシピはゴールドラベルとブルーラベルが元になっているそうです。

予定価格 \900


2本目
pertsovka

今度は「ウォッカ」。その名も「ペルツォフカ」。
知っている人は知ってます。
私は今日、久々にこのお酒に出会ったので買ってきてしまいました。
ラベルに書いてある唐辛子の通りで、辛いです。
三種類の香辛料(ブラック・ペッパー、レッド・ペッパー、キュベブ(ジャワ胡椒))を漬込んだウォッカ。
これからの暑い季節に、熱くなるお酒を飲むのも面白いですよ〜。
ちなみに、このボトル、ほんとに掘り出し物でラベルも古いんです。
そのラベルには「IMPORTED FROM THE USSR」と。。。

予定価格 \700


3本目
longlow CV

スプリングバンクのセカンドラベル的な存在の「ロングロウ」に新しいのが出てました。
「ロングロウCV」CVと言うのは「履歴書」の事だそうです。
年数は書いていませんが、6年〜14年ブレンドのブレンドとの事。
カスク(原酒)としてではビン詰めするにも量が足りないもの、(要は残り物って事)を集めて作られたのがコレだろう。っと私の勝手な想像ですがね。
まぁ、残り物には福がある。
今までこの手の残り物の類を色々飲んで来ましたが、はずれは無いです。
この手の物は多種多様なカスクのブレンドなので、味わいもまろやかで、なにより普通に一から製品として作られたお酒よりも安く手に入るのが特徴。
貧乏でも美味しいお酒が飲みたいと言う、私のような我侭な奴にはもってこいのお酒です。

予定価格 \950


最後、4本目
CU' Dhub

黒いウィスキーって飲んだことありますか?
ブラックウィスキー「ク・デュー」
これ、ちゃんとしたシングルモルトなんです。
名前の「ク・デュー」とはゲール語で『黒い犬』という意味なんだそうです。
ラベルにもちゃんと犬がのってます。野犬か狼か?
バーボン樽の中身を真っ黒になるまで焦がしてから樽詰めするため、ここまで黒くなるようです。
樽の内側を焦がして樽詰めするウィスキーはわりと多いが、ここまでの黒さにするには相当焦がしたんでしょうねぇ。
たまにはこんな変わったウィスキーも如何でしょうか?

予定価格 \850


東京都世田谷区太子堂1-15-15
ジャズ イン アンクル トム 「三軒茶屋駅から徒歩5分」
http://jazzuncletom.web.fc2.com/
HPを更新しました。

Jazz Inn Uncle Tom の紹介ページ内に新たにギャラリーページを追加しました。

店内の画像を御覧になれます。


東京都世田谷区太子堂1-15-15
ジャズ イン アンクル トム 「三軒茶屋駅から徒歩5分」
http://jazzuncletom.web.fc2.com/
ビクターの「JAZZ CAFE」というページのコラムに、「今日は何の日?」というコーナーがある。
で、昨日「5月12日」は、ベーシストのゲイリー・ピーコックの誕生日(1935年) だったそうです。

ゲイリー・ピーコックと言えば、やはりキース・ジャレットのトリオでしょう。
スタンダーズのシリーズはあまりに有名。
なかでも、「スタンダーズ・スティル・ライブ」の枯葉は秀逸ですね。
キャノンボールとマイルスのそれとは違い、ビル・エバンスの「ポートレイト・イン・ジャズ」の枯葉を踏襲したような曲風。
やはりピアノトリオの原点はビル・エバンスなのだろうか。
さて、横道にそれてしまったが、「JAZZ CAFE」のページで初めて知った事を一つ。

ゲーリー・ピーコックって元々はピアニストだったんですね。
ん!?
ドラムのジャック・ディジョネットもピアノ弾けるから・・・、キースのトリオは全員ピアノが弾けるって事なんですね。
いやはや。
楽器が何一つ出来ない私にとってみたら羨ましい限りだ。

そして、あのエバンスともアルバムを出していたとは。。。
まぁ、一枚だけだったらしいが。
その一枚がこれ↓



残念ながら当店にはありませんが、見つけたら買おうかと。
状態の良いLPと出会える事を願いつつ気長に探しましょうかね。

なんだかあちこちにそれてしまいましたが、5月12日はベーシスト ゲイリー・ピーコック氏の誕生日でありました。
マスターのお勧めアルバムをこちらのブログに移転しました。


過去のお勧めアルバムをご覧になりたい時は、

ページ内の左側にある「カテゴリー」内の「お勧めアルバム」をクリックしてください。




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Return to ForeverReturn to Forever
(1999/11/16)
Chick Corea

商品詳細を見る


チック・コリア / el-p
ジョー・ファレル / fl , ss
フローラ・プリム / vo , perc
スタンリー・クラーク / el-b , b
アイアート・モレイラ / ds , perc

1.RETURN TO FOREVER
2.CRYSTAL SILENCE
3.WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY
4.SOMETHING AGO -LA FIESTA

記念すべき第一回は、「チックコリア」です。
チックコリアと言えば、RETURN TO FOREVER っと、誰もが思ってしまっている(私が勝手にですが・・・)程の代表作です。
語るまでもなく、チックコリアのエレピがとても綺麗で、たまに入ってくるフローラ・プリムの声がまた綺麗です。
全体が神秘的な雰囲気で、疲れている時には癒しを与えてくれるアルバムです。
このアルバムは1972年に出来たのですが、30年以上経った現在でも古さを感じさせないのが、すごい所です。
特におすすめなのは・・・って全曲お勧めなのだが、3曲目なんかはボーカルが前面に出ていて、あまりJAZZ等を聴かない方でも聴きやすくて良いのではないでしょうか?

まぁ、このアルバムはJAZZと言うよりもフュージョンに近いですがね。
でもでも、とってもいいアルバムなんです。
是非機会があれば聴いてみてください。


↓マスターの勝手なお勧め度(5点満点)
★★★★★ (満点)
とっても大好きなので。。。

東京都世田谷区太子堂1-15-15
ジャズ イン アンクル トム 「三軒茶屋駅から徒歩5分」
http://jazzuncletom.web.fc2.com/
Heavy WeatherHeavy Weather
(1997/06/30)
Weather Report

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ジョー・ザビヌル / syn , p , elp , g , tabla
ウェイン・ショーター / ss , ts
ジャコ・パストリアス / b , mandocello , vo , ds , tim , con
アレハンドロ・アカーニャ / ds , con , tim , handclap
バドレーナ / per , tambourine , con , per

A-1 , Birdland
A-2 , A Remark You Made
A-3 , Teen Town
A-4 , Harlequin

B-1 , Rumba Mama
B-2 , Palladium
B-3 , The Juggler
B-4 , Havona

私の個人的な意見なんですが、音楽には節操が無い方が良いです。
新しい音を楽しむには、自分の固定観念が無い方が素直に聴けますからね。
さて、このアルバムの良さとは何なんでしょう。
躍動感溢れる演奏なのか、幻想的な音使いなのか、そのどちらも当てはまると私は思っているのです。
A-1の"バートランド"はザビヌルの曲で、重厚な音から始まりそして広がっていく。聴き終わる頃には心がすっきりしています。まぁ、とにかくカッコいいんですよ!
一般的にこの曲が、このアルバムで一番良い曲と言われているでしょう。
A-2の"お前のしるし"は1曲目と全く違う方向性で、ムードあるバラードです。
ショーターのサックスがいい気持ちにさせてくれますよ。
A-3の"十代の町"はジャコの曲で、出だしから気持ちよくかっ飛ばしてくれます。
この曲は個人的に好きで、色んな人に聴いて欲しいですね。
是非ともこのベースを聴いてみて下さい。
以上の3曲がこのアルバムを象徴していると思います。
ウェザーリポートの幅の広さが伺えますね。
そして、B-1の"ルンバ・ママ"を聴くとさらに音楽の幅の広さに驚かされます。
ホント何でもやっちゃうんですよ。
Jazzや、フュージョンと言ったカテゴリーに属さない音楽を地でやってしまう人達です。
あえて、カテゴリー分けするならば"ワールドミュージック"と言った所でしょうか?
このアルバムを初めて聴いた時に、1976年という今から30年以上も前にこんなにも色んな音を使った音楽があったんだと、驚かされましたね。
私の大好きなアルバムの1枚なので、是非一度聴いてみてくださいね。


↓マスターの勝手なお勧め度(5点満点)
★★★☆☆ (3.5点)


東京都世田谷区太子堂1-15-15
ジャズ イン アンクル トム 「三軒茶屋駅から徒歩5分」
http://jazzuncletom.web.fc2.com/